アイコサポートの企業・自治体向けプランの提供開始について
2023年03月14日 更新
本日、企業・自治体向けプランの提供開始に関するニュースリリースをいたしました。
以下、リリース本文です。
視覚に障がいのある方向け遠隔サポートサービス「アイコサポート」の企業・自治体向けプランの提供開始
株式会社プライムアシスタンス(代表取締役社長:大木 雅人、以下「プライムアシスタンス」)は、スマートフォンを通じて遠隔のコンタクトセンターから視覚情報を提供する視覚に障がいのある方向けのサービス「アイコサポート」を2021年12月より運営しています。これまでは視覚に障がいのある方が個人で加入するプランのみの提供でしたが、2023年3月15日より企業や自治体向けのプランの提供を開始いたします。
1.背景・目的
視覚に障がいのある方の多くは、買い物や移動など、日常の様々な場面において何らかの不自由を経験されています。プライムアシスタンスは視覚情報へのアクセスをサポートし、社会参加促進や生活の質の向上を目的に、2021年12月より個人の方にご加入いただくサービスとして、「アイコサポート」の販売を開始しました。
一方で、企業や自治体から顧客や住民のために「アイコサポート」を活用したいというご要望もいただいておりました。そこで、企業・自治体向けプランのご提供を2023年3月15日より開始します。企業や自治体がコストを負担し、視覚に障がいのある方が無料でサービスをご利用できるスキームを用意することで、『社会全体で普遍的に視覚に障がいのある方に対して「声の視覚情報」を提供するエコシステムの構築』を目指します。また、視覚に障がいのある方の就業中をサポートするプランを提供し、視覚に障がいのある方が、働きやすい環境づくりを支援します。
2.アイコサポートの企業・自治体向けプラン
企業の顧客や自治体の住民を対象とした「フリーエリアプラン」と、企業・自治体の就労者を対象とした「就業中サポートプラン」を中心に展開します。
(1)「フリーエリアプラン」の概要
店舗や行政区域など特定のエリアの全体または一部を、視覚に障がいのある方であれば誰もが無料でアイコサポートを利用できるフリーエリアに設定するプランです。顧客や住民向けのサービスとして、企業および自治体に利用料金をご負担いただきます。導入により、視覚に障がいのある方がより快適に企業のサービスを利用できる環境整備や視覚に障がいのある方のQOLの向上へ貢献ができます。また、自治体においても、誰もが住民として安心して生活できる街づくりの実現の一助となります。
2)「就業中サポートプラン」の概要
企業・自治体が費用を負担し、就労者に対する就労支援ツールとして「アイコサポート」を導入するプランです。テレワークなども普及する社会環境の中、視覚に障がいのある方が就労中に「アイコサポート」を利用することで、業務中のお困りごとの解決や業務効率化を支援します。
また、「就業中サポートプラン」により視覚に障がいのある方が働きやすい環境を整備することで、これまで就労を躊躇されていた方の就労を後押しするとともに、2024年より段階的に引き上げられる企業の障がい者雇用率の充足を支援します
なお、導入にあたっては、企業、自治体と機密保持契約を締結し、機密情報を厳格に管理します。
3.今後について
プライムアシスタンスは、「アイコサポート」の企業、自治体向けプランの提供を通じて、視覚に障がいのある方の行動範囲や選択肢の拡大、就労などの社会参画のサポートにつなげ、「“安心・安全・健康のテーマパーク”により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する」という
SOMPOのパーパス実現に向けて取り組んでいきます 。
また、訪日外国人など様々なサポートを必要とする方にも、遠隔支援サービスのノウハウを活用していくことを検討していきます。
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